こんにちは、本日のブログ担当です。
少し前から母が小説の創作教室に通っています。二週間に一度、各々が書いた小説を講師を交えて批評しあっているそうなのですが仕事の合間に書いているそうで頭の下がる思いです。
私自身も小説を書こうと何度かチャレンジしてみたことがあります。プロット自体は次々に思い浮かぶのですが、いざ文にしようとすると自身の語彙の少なさ、表現力の乏しさに思い描いていた話からどんどん乖離してしまうことで書けなくなってしまい、今に至るまでついぞ書き上げた試しがありません。普段あまり小説を読まず、読んでも途中でやめてしまうことが多いので書こうというのがそもそも無謀なのかもしれません。
太宰治の「葉」という短編(これも途中までしか読んでいません。)で主人公に向けて兄がこう言う場面があります。
以下、引用です。
“「小説を、くだらないとは思わぬ。おれには、ただ少しまだるっこいだけである。たった一行の真実を言いたいばかりに百頁の雰囲気をこしらえている」”
この言葉に少し共感してしまう私には小説を書くのは向いていないのかもしれません。とはいえ、いつかは書き上げてみたいものです。